

ウタカタ
@uta-ka-ta
積読消化からがんばりたい社会人
- 2025年11月8日
東大ファッション論集中講義平芳裕子読み終わったおもしろかった。 ファッションの歴史的な変遷とともに、女性は胴を締め上げるコルセットから解放されたけれど、ブラジャーなどの補正用下着、もしくは、ダイエットや美容整形など、女性は常に「美しくあること」を求められているのだなぁと思った。 少し前に「アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か」にも出てきたが、男性によって作られたシステムに女性が放り込まれた、の一つとしてあるのがスーツじゃないかなと思うのだけど、女性用のスーツの仕立て(制服にも言える)は、まだ「女性らしさ」を標榜される。現代においても、適応しつつ女性らしさを求められているのではないだろうか。 東大生、こんな面白い講義を聞けるんだ。いいなぁ。 - 2025年11月3日
アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か?カトリーン・キラス=マルサル,高橋璃子読み終わった買った最近話題になった「ワークライフバランス」。そもそも、この言葉が想定する「ライフ」って何のことなのだろう。余暇のことなのか、生活のことなのかによって変わってくると思うのだけど、恥ずかしながら、この本を読むまであまり考えたことがなかった。 タイトルの通り、経済の裏側、というか、経済が見て見ぬふりをしてきた家事労働やケア労働に焦点を当てた本である。「経済」は、経済のみで成り立つのではなく、ケア労働に支えられて成り立っている。なのに、経済はそれを「経済」とはしてこなかった。 男性が男性のために作った仕組みに女性を放り込んでも、男女平等になるわけじゃない。女性は男性に合わせた適応を求められる。民間においても、あるいは政治においても、この仕組みはきっと変わらないのだろう、と、あの人を見て思う。 やっぱり、必要なのは社会の見方を変えること。その一助になるのは、フェミニズムなんだなぁと思う。 - 2025年10月30日
- 2025年10月25日
らんたん柚木麻子読み終わった教科書や歴史で学ぶ女性の教育者や運動家は、崇高な意思と強い精神で、ものごとを成し遂げたように描かれる。 でも実際には、たくさんの妥協をして、時には自分の中のダブルスタンダードを飼い慣らして、そして今という時代を作ったのだと思う。この物語はフィクションだけど、女子に教育はいらないとされていたことも、良き母になり銃後を支えるよう教え込まれたのも事実だ。そのなかで、いかに人間として生きるかを教育することは、決して簡単なことではなかったと思う。 教育の理念、というものの大切さは、教育を受けている時はあまりわからなかったのだけど、今になってわかる。 河井道や、一色ゆり、そしてたくさんの教育者たちが灯したらんたんを享受して、私は教育を受けることができたのだと思った。というか、男女共学が教育法に盛り込まれたのって戦後なんや。こないだやん。 良いシスターフッド小説だった。彼女たちが叶うように願った民主主義は、今叶っているだろうか。 - 2025年10月12日
- 2025年10月11日
- 2025年9月17日
- 2025年9月12日
夜行森見登美彦読み終わったかつて読んだ - 2025年8月26日
- 2025年8月19日
謎の香りはパン屋から土屋うさぎ読み終わった - 2025年8月18日
一次元の挿し木松下龍之介読み終わった - 2025年8月15日
- 2025年8月7日
ババヤガの夜王谷晶読み終わったダガー賞受賞作。本当に良い「連帯」の話だった。 だけど、依子ほど腕が立って喧嘩が強くて粗暴な振る舞いをしても、女を求めまれる。 私たちが行き着く先はどこなのだろう。わたしは、願わくば鬼婆がいいな。 - 2025年8月2日
- 2025年7月11日
舟を編む三浦しをん読み終わったかつて読んだドラマ放送を機に再読。何度読んでも、辞書づくりに、言葉を追いかける姿には胸が熱くなる。久しく辞書は引いてないし手に取ってもいないけど、どれだけインターネットで言葉や言い回しを調べられようが、AIが文章を作ってくれようが、人の手で作られた辞書にはきっと敵わないんだろうな。そうあってほしい。 - 2025年7月4日
封印再度森博嗣読み終わったかつて読んだ - 2025年6月29日
- 2025年6月23日
女王蜂 金田一耕助ファイル9横溝正史読み終わったかつて読んだ - 2025年5月29日
リボルバー原田マハ読み終わったかつて読んだ - 2025年5月25日
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