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はるき ⚠︎ネタバレ有⚠︎
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@reads_hrk
長文感想を書きます 交流目的では無いけれど、マシュマロを頂けると喜びます。 https://marshmallow-qa.com/haruxx10?t=Mdwwy2&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
  • 2026年3月31日
    殺人出産 (講談社文庫)
    作者の頭の中、どうなってるんだ。 わたしたちの日常では忌避する行為や言葉がナチュラルに「感謝すべきもの」や「当たり前のこと」として扱われていて、今生きている現実とのギャップに、モゴモゴと咀嚼も出来ないまま口に残る。 そのまま残るかと思いきや、読み易い文体が手伝い、さらさらと勝手に砕けて喉奥に進んでしまう。 半ば強制的に嚥下した物語たちは、案の定、消化不良のまま胃の中で溶かされるのを待っている…。 ずっと違和感があるのに、無味無臭な気もする。 倫理観的に確実におかしいのに、どこか分岐を違えたらそういう世界に繋がるのかもと思ってしまう。 わたしは、この物語の設定に「無理がある」と薄気味悪さを感じる世界で生きていたい。
  • 2026年3月20日
    恋せよキモノ乙女 15
    最初は何をしたいのかも分からなくて、なんとなく会社員をしていたももちゃんが、好きの気持ちでここまで…ただの恋愛漫画かと思っていたら、お仕事漫画としても読めるようになって、それはももちゃんの成長あってこそだよ。 好きを仕事にする苦しさってもっとあるし、こんなにトントン拍子に上手くいくことも少ないと思うけど、夢があっていいよね。 ももちゃんがおばあちゃんから受け継いだ着物が、次はももちゃんの娘に引き継がれていく。 着こなしは違えど、その柄や染物の意味を理解して、日常に落とし込む。 文化を受け継ぐってこういうことなんだなって思った。
  • 2026年3月20日
    顔だけじゃ好きになりません ときめき供給無限大 後日談付き小冊子付き特装版
    めーーーーーーっちゃ良かった!!! 単純に絵が好みで、まさに「顔だけ」で読み始めた漫画だったけど、ここまで好きな作品になるとは…才南ちゃんの立石に水どころか滝の如く繰り出される褒め言葉の数々が、最後まで素晴らしかった👏 二人のその後だけじゃなく、他のキャラクターのその先もほんのちょっと見せてもらえるのも超ありがたすぎる!!!! 福利厚生が良すぎる漫画!!!! 土井垣くんとゆずちゃんが最後まで友だちだったのもすごい良かったなぁ。 サブキャラ同士がくっつく展開も好きだけど、あの二人はね、なんか違うもんね。 電子限定おまけも最高! 全部好きにしてくれた漫画でした!!!!
  • 2026年3月16日
    たゆたえども沈まず
    大ゴッホ展in福島の予習として読んだ。 実在した人物(ゴッホ兄弟、林忠正)を元に、架空の人物である加納重吉を読者視点の語り手で登場させることで、ゴッホ兄弟の生涯を物語(フィクション)として書いたもの。 社会に適合できず、上手く生きられないヴィンセント。 社会の中で器用に立ち回り、家族を支えるテオ。 生涯孤独だったとされるヴィンセントだけど、彼の死後に後を追うように無くなったテオや、その絵の価値を多くの人に広めたヨー(テオの妻)の献身を見ていると、孤独とはなんなんだろうと思ってしまう。 どれだけ周囲が手を差し伸べ気にかけても、本人に受け入れる土壌がなければ、孤立を極めてしまう。 他人を受け入れる土壌というのは、自身の自立があって初めて成り立つんだろうと思う。自分が立つことも出来ない土壌に、他人が立てるわけもないので。 愛していても、大切でも、寄りかかられるだけでは倒れてしまう。 孤独というのは、相互によって生まれる虚ろなのだ。 依存しきる前にテオの元を離れたのは、少なからず兄の矜恃があったのかもしれない。 自分には絵しかないのに、社会から認められないヴィンセント。 絵を売る才があるのに、兄の絵は売れないテオ。 時代が噛み合わなかったといえばそれまでだけれど、たゆたい続けるにも先だつものが必要なわけで。 自分の才が、大切な相手を追い詰めていた事を知った時の絶望は。 どちらの絶望も等しく苦しくて、胸が詰まる。 現代の言葉でなら、鬱やアルコール依存症など、なにかしらの診断がつき、寛解するための方法も程度確立されている(簡単な道のりではないし、本人も周囲もしんどい事に変わりはないが)。しかし、その概念が存在しない世界では、砂漠で砂金を探すような途方もなさだったのではないだろうか。 他人の絶望を美化して物語化するものではないと思う。 けれど、日本でゴッホがこんなにも人気な画家であるのは、ヴィンセントの絵が素晴らしいというのはもちろんあるが、彼らの絶望と愛の物語が日本的であるからなのかもしれない。 日本にゴッホという画家が届いたのは、たゆたえども沈まぬ家族の献身があったからなんだと知れた一作だった。
  • 2026年3月8日
    HACK(ハック)
    Kindle Unlimitedで借りた。 物語の世界と実社会がリンクしているので、掻い摘んで聞き齧っていた言葉や出来事が、「こういうことなんだ」と理解に繋がった。 ネットを介しての大きな闇取引に巻き込まれているにも関わらず、どこまでも「日常」から地続きで。 実際に能力があってグレーな所で生きている人達が、こうして意図せず巻き込まれていくことってあるんだろうなと思った。 社会のシステムを「hack」して、クレバーに淡々と生きているように見える主人公も、大きな決断は感情によって下された。 一部では冷笑系と斜に構えた物言いが流行っている昨今だけど、どんな行動も詰まるところ、感情から繋がるものだよなぁと思ったりした。 厨二ウキウキキャラであるHALが主人公のスピンオフを書いて欲しいなー!
  • 2026年2月27日
    ありす、宇宙までも(6)
    感情を表現する言葉を持たないって、発露先が抑制されてしまうから、苛立ちや怒りに変わってもおかしくない。 戸惑いながら、世界への憎悪にならないありすの優しさは、色んな形で周囲に伝播していくんだと思う。 自分の声や姿形を通して両親を見るありすの心は、間違いなくご両親の愛の賜物で。両親とありすの時間が、どれほど温かなものだったのかが分かって、胸がぎゅっとなる。 ありすの言葉はまだまだ拙いけど、翻訳機を通すと「拙さ」は「分かり易さ」に変わるんだろう。 それって、真の意味で「宇宙を知らない多くの人」に届く言葉なんだと思う。 反面、エリカに選ばれなかったこと(誤解だったけれど)に悔しさというか、嫉妬のようなものを覚えるところが、ありすを完全超人ではなく「人間」として描いているように感じて好き。 作中で一気に進んだ、描かれなかった日々の中でも、ありすは毎日空を見上げて宇宙(そら)を思い出していたんだろうなぁ。 どこにいても目的地が見えるって凄いことだ。 犬星くんはなにを目指すんだろう。 ありすの夢の物語だけじゃなく、犬星くんの夢の物語も始まるのかな。
  • 2026年2月22日
    方舟 (講談社文庫)
    クローズド・サークル+タイムリミットがあるミステリー。 読みやすい文章なので、作中に残された時間もどんどん進んでしまい…ヒリついた空気感を爆速で読み進めてしまった。 安全安心な環境下で読んでいると「そうなる…のか…?」と思うけど、こんな異常な環境下に置かれたら、むしろこんなに調べたり動いたり思考したり出来ないと思う。 登場人物の掘り下げがほぼなく、探偵役にもカッコ良さのようなものがなくて不完全燃焼気味だったけど、有栖川有栖さんの解説を読んで納得。 話題になったのも、物語自体が面白いのに加えて、読後の不完全燃焼感が「方舟を語りたいから読んでくれ……!」という読者の渇望があったからかも。 文章を脳内で映像化する能力に欠けているので、方舟の図があって大変助かりました。
  • 2026年2月20日
    ホタルの嫁入り(11)
    もーーーーーさーーーーーーーーなんなんだよぉ…… 残された僅かな時間を、ただ幸せに過ごす二人が見たいだけなのにさぁ……それぞれが抱えてるものが大きくて、放り出すには心にも体にも染み付きすぎて、重くて重くてどこにも行けない。 どうなるんですか、ハッピーエンドじゃないと困るんですけど。 困難が多すぎて、怒りすら湧いてきたよ… 新刊出る度に言ってるけど、幸せになってくれ、本当に。
  • 2026年2月11日
    カラフルアンチノミー3
    水島さん、そうか。そうか〜! フミちゃんのこと、めちゃくちゃ慕ってるなぁとは思ってたけど、一巻で「彼氏とか欲しいわけじゃない」って言ってたから、てっきり。 アンコンシャスバイアス、良くないね。 同性だから許される距離感でいる事の辛さと幸せ、どちらもあるんだろうな。 3巻は家族との関係性の話だった。 子どもの幸せは子どもが決めるって、当たり前の事だけどね、罪悪感感じちゃうのも分かるよ〜。 けど、なにをどうしても、仕方ないんだよね。 親とわたしは違う人間で、それぞれの人生だから。 親子だからって相性が良いわけないし、育ててくれた感謝はあっても、自分の人生は自分で生きなきゃいけないから。 伝えないと伝わらないけど、変わるかどうかは別の話だし。 踏みにじられたら怒っていい。泣いて悲しんで傷付いていい。 でも、それが相手に響くかどうかは、分からないんだよね。 感情の発露の仕方と場所は選ばないと。 ぶつけて分かり合えたらハッピーエンドだけどさ、こっちが悪者、向こうが悲劇のヒロインになることも往々にしてあるわけで。 だから、フミちゃんがあの素敵な友人たちの前で、完全な味方しかいない場所で発散できたのは、本当に良かった。 すずさんの義実家はとても出来た人たちばかりで、こういう家ばっかりだったらいいのにね。 現実はそう上手くはいかなくて、心が疲弊している人が沢山いるんだろう。人間ってみんな不完全なのに、自分が正しいと思いがちだから。 わたしは気楽な独り身で、なんに出来ないけど。 見知らぬどこかの誰かが、おいしい銘菓でも食べながら、自分を守れる場所で発散出来てるといいなぁと思う。
  • 2026年2月11日
    カラフルアンチノミー2
    Kindle無料キャンペーンで1巻を読んで、そのまま既刊3巻まで買った。 人間って複数集まると、別の対象のジャッジを始めるよね。 まぁ、好き勝手にジャッジ出来るのも、閉じたコミュニティの醍醐味ではあるけども。 男性が女性をジャッジする描写は炎上するのに、女性が男性をジャッジする描写はそんなに炎上しないのはなんでだろう。 男女論の話をしたいんじゃなく、平等を目指すなら、片方だけ肯定されるのはなぜ?という疑問。 そこに性のパワーバランスが発生するからだろうか。 …男性もこういう「こういう女性がさー!」「いや、それはないわ!」みたいなのってあるのかな。 性的魅力ではなく、人間性を愚痴るみたいな、男子会? あんま聞かないけど、どうなんだろうね? しんさんは違うなって、ちゃんと気付けて良かったよね。 これは相性であって、しんさんがモラハラ気味ってわけでも別にないと思う。 自己評価が低いと、褒め言葉がそれこそ「暖簾に腕押し」なんだよね。こっちがどれだけ本音で褒めても、受け取ってもらえない。 そういう気持ちのやり取りポイントがズレてるなって気が付けるのって、自分を知らないと難しい。だから、良かったね。 マッチング2人目、優人くん。 優人…良い奴で終わりそうな男……! や〜…わたしも男友達いないから、優人くんのぎこちなさからのフランクさは、心地よくなってしまうと思う。 男女の友情は、お互いが同じように思ってこそ成立するものなので、認識が違えば無理なんダヨネ…(遠い目) 2巻はより色濃く「ジェンダーロール」というテーマが出てきた巻だったなぁ。 この辺は一方通行で主張しててもなんにも変わらないよね。 押し付けるんじゃなく、双方向ですり合わせが出来るといいけど、それが出来ない人達がSNSで盛り上がるんだろうな〜。 そんな人ばっかりじゃないって、信じたいよね。
  • 2026年2月11日
    カラフルアンチノミー1
    Kindleで期間限定無料だったので読んだ。 「自立した女性は甘えたいと思わない」って、なんでそんなことを思うんだろう。 自立していることと、甘えたいと思う心があることは、全く別の話じゃないの?そこが海を割るほど相反するものだと思ってるのはなんで? そんな疑問を持ちながら読み進めた。 そういう疑問ひとつひとつを、「そういえばなんでなんだろう」と考え直す物語で、え、好きかも。 フミちゃんみたいに、人を肯定すると同時に自分を否定する人、いるよね。 一人で勝手に天秤上げ下げして落ち込んで。 思考の癖なんだろうし、気付くのも直すのも難しいんだろうなぁ。 直さなくていいけど、言われた側からすれば、目の前で自分を殴りながら褒めてもらっても気まずいだけだから…やるならこちらに見えないようにやってくれよ……と思っちゃう。 思うけど、思うけど! 思っても伝えなきゃ無いのと一緒で、それなのに勝手にこうやって気疲れして。それって、結局、読んでる時にフミちゃんに感じているモヤモヤと同じなんだよね。 言わないと伝わんないよー!フミちゃんが勝手に相手を決めつけてるだけだよー!って。 これはたぶん、同族嫌悪みたいなもので、わたしも勝手に相手の心を推し量って気遣ってる気になってること、ある。 だから、フミちゃんにモヤモヤして、須良さんやすずさんや水島さんを肯定してしまう。 きっとこんな奇跡みたいな出会いってないし、だからフィクションは素敵なんだけどさ。 大人になると新しい人間関係を作るって難しいから。 いや、わたしの場合は昔から難しいのですが……。 だから、こういうのを読むと、マッチングアプリみたいな能動的な出会いの場っていいのかもって、ちょっと憧れちゃうよね。
  • 2026年2月10日
    ミステリと言う勿れ(16)
    島編!クローズド・サークル! いかにもミステリ的な響きでいいですね。 整くんを紹介するレンくんも、それを受けてレンくんを紹介する整くんも、いいなぁ。目配せをしたり、ちょっとケンカしたり、仲直りしたり。 伝える難しさを知っているから、伝わって分かり合えると嬉しいよね。 この景色を見せたいと思ったら、それは愛だとなにかで読んだ。 それが友愛なのか、情愛なのか、親愛なのか。 ライカさんに見せたつもり、と笑う整くんの心には、ひとつ以上の愛があるのだろうと思う。 善意を拒否することって難しい。でも、善意だからと言って受け取らなくてもいいし、受け取らないことは悪ではない。それは単純に権利というか、違いなだけで、否定では無い。 わたしたちはつい忘れてしまう。 感情はどんなものでも全て、重さをもっている。 重いものを勢いをつけてぶつけることは、暴力なのだということ。 一つ一つは軽くても、雨霰のように降らせれば傷が残るということ。 全ての人に寿命があるように、全ての人に罪がある。 だから人は救われたくて神をつくり、祈るのかな。 なんてことを思ったりした。(思考の脱線)
  • 2026年2月8日
    スター
    スター
    今の時代を切り取るフレームと、それを共感しやすい言葉に置き換える表現力が秀逸。 あまりにも分かりやすいから、分かった気になってしまう。 素晴らしく、そして、怖い作家だなと思う。 どこにいても誰とでも繋がっているように見えて孤独な現代で、自分の場所を確保するのは容易なようで難しい。 かつてないスピードで社会は変わり続けているから。 確保したと思ったその場所に、もう誰もいなかったりする。 悩む事も許されないような速さの中で生み出され、評価されるものは「本物」なのか。 そもそも「本物」であることに価値があるのか。 生み出したこと自体が価値であり、それが本物かどうかなんて、些末なことなのではないか。 主人公の尚吾と紘、どちらの心象にも頷きながら読み進めていたけど、誰よりも千紗の強さが眩しかった。 登場人物の中では、一番自分と近い職種ということもあって、千紗の憤りや葛藤を、書かれている文章を飛び越えて感じてしまって。 映像作品が消費される物になっている事へ憤りを感じていた尚吾は、真っ先に食事を栄養食に変えて消費した。 それに対し、千紗への後ろめたさなどはない。 誰だってそう。 わたしだって、自分のいる業界を大切にしてほしいと憤りながら、ファストファッションに身を包んでファッション業界を消費している。 単なる優先順位の価値観でしかない。 時代がどうとかではなく、それはずっとそうで、代替品(選択肢)が増えただけなんだと思う。 けれど、優先順位が違う人同士が、お前の優先順位はおかしい!と攻撃してくることがある。 そんな時代に身を置く中で、例え誰かに攻撃されても自分が良いと思える所を増やしてもっておくんだと彼女は言った。 葛藤の末に出したその結論が、あまりにも強く、眩しい。 物語終盤の「越境しますよね、素晴らしいものは」という尚吾の言葉。 確信と祈りが込められているこの一文は、全ての作り手の言葉だと思う。 誰もが作り手であり、消費者である現代。 ともすれば、勝手に消費されてしまうし、無神経に消費してしまう時代。 「本物」があるとするならば、揺るがない自分の価値をもつことなんだと思う。 いつもこの結論に落ち着いてしまうのだけど、自分の中に軸がないと見失ってしまう。 多様な意見が毎日毎時間毎秒飛び込んでくるから、惑わされたり悩んだり憤ったりする。 それは全然悪いことではない。 思考の柔軟性を悪いことだと思いたくない。 でも、本当に自分が優先したい価値観はなんなのかを見失うと、どこにも進めなくなってしまって、分かり易い短絡的な意見に捕まってしまう。そういうものに捕まると、あっという間に絡め取られて動けなくされてしまう。 良いものに触れろ、本物を見ろ。 それが「誰にとって良いもの」で、「誰が決めた本物」なのかは、触れて見た後で、わたしの心が決めるんだろう。 わたしの心はまだまだ未熟だ。 でも、たぶん、大丈夫。 分かった気にならず、作者の言葉と自分の言葉に線を引けるから。 拙くても、劣っていても、こうしてわたしの言葉で語ってるから。 未熟でも、慈しみ育てていくから、大丈夫なんだ。
  • 2026年2月7日
    極楽街 6
    極楽街 6
    ネイちゃんでひと泣きして、アルマに惚れ直して(n回目)、枵でまた泣いた…アルマはあと何回、崩れ落ちる身体を見送らなきゃいけないんだ。 30話の枵の「だって うつ 死んでもいいの」のモノローグから、枵が消えた31話のタイトルが「見てくれたから」なのが、もう、もうさぁ…タイトルを読み飛ばしてしまいがちなのに、そこに枵の最期の言葉を繋げるの、本当にアルマにだけ宛てたメッセージのよう……。 そして、タオさん、バチボコかっけぇ〜〜!!! 不機嫌な美人、最高ですわね。 本編でズーーーンとなったから、おまけの書き下ろしがとても良きでした。 愛嬌とか愛想って機嫌がいいことって、ほんとそうよね。
  • 2026年1月25日
    丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。19
    いつもと毛色が違う案件ながら、相変わらず大暴走の澪ちゃんに呆れながら読んだ。 何度読んでも合わない主人公だ…と思いつつも、つい読んでしまうから、それも魅力ってことね…。 内容はいつも通り、お約束な感じで。 新キャラの由紀乃さん、いいキャラだった。 冒頭と巻末の過去回に高木さんが出てきてくれて嬉し! もうすっかり伊原さんやリアムに依頼者ポジを取って代わられてるから…わたしはまだまだ高木さんが好きだよ。 次巻はまさかのフランス編? てことは、サシャさんの話はちょっと続くのかな? そろそろ本編ストーリーも動いてほしい。 19巻にしてゴールも見えないと、さすがに間延び感ある。
  • 2026年1月23日
    青野くんに触りたいから死にたい(14)
    完結記念で1-13巻を無料公開していたのを一気に読み、続きが読みたいのと、感謝の気持ちも込めて最終巻を買った。 呆気ない。呆気ないほどに、人生は続く。 個々人にとってどんなに命懸けで大きな出来事でも、過ぎ去ってしまえば世間にとっては全て過去のことで。 どんなに傷が癒えなくても、引きずっていても、心が浮遊していても、時間は過ぎる。 自分たちで選んだ事と、それを受け入れられる事は別なんだと思う。 優里ちゃんは、死にたいんじゃなく、青野くんのいない世界とさよならしたいだけだったから。 この先、優里ちゃんは青野くんを探しながら、この世界から少し浮いた場所に心を置いて生きていくんだろう。 自ら生を手放すことはないけど、たぶん、その日が来るのを待ちながら生きていく。 終わりの先に青野くんがいなくても、青野くんがいない世界とはお別れ出来る日をまっている。 能動的に死を選ぶことと、受動的に死を望むことは、似ているようでかなり違う。 生きることを選択した上で、死を待ち詫びて生きることは両立する。 優里ちゃんを生かしたのは、青野くんを通じて出来た友人たちで、きっとこれからも彼らは優里ちゃんがこの世界に留まる理由であり続ける。 最後の選択は、どちらでも正解だったと思う。 死を待つことを決めたら、人は生きなければいけない。 笑っても泣いても苦しくても楽しくても虚しくても空っぽでも、なにもない朝が、昼が、夜が何度繰り返されたとしても。 身体は勝手に生きようとしてしまう。 優里ちゃんは生きることを選んだ。 だから、泣いて泣いて泣いて泣いて、それで日が暮れて、お腹が空く。時間は流れ、人生のカウントは進む。 流れゆく時間の中で、緩やかな忘却と癒しが訪れるかもしれない。 亡き人を想い、焦がれ、待ちわびる日々かもしれない。 あんなにも激しく求め愛し、沢山の人を巻き込んでも、過去になれば呆気ないものだ。 生きる選択をしたから、人生は続く。 それだけなのだ。
  • 2026年1月9日
    正欲
    正欲
    冒頭の事件記事を頭の片隅に起きながら、話が展開していく度に息継ぎを禁止された様な気持ちで読み進めた。 正欲。 疑うこともなく、自分を正しい側における人。 迷いながらも、正しさを選択肢に持っている人。 怒り、絶望し、諦めて、正しさを欲していた人。 わたしは、もう迷うことはなくなったけど、正しさを選択肢に持っている人かな。 作中で「正しい」とされている循環から外れることを選んだから、持っていた人、かも。 正しさを欲しながら、明日を手放す寸前でこの世に留まるために手を取れた2人を思うと、事件に発展するきっかけの人物に失望する。 けれど、その人もまた、どうしようも無い欲を抱えていたんだろう。 いや、だとしても、事件に至った人は同情はすれど許容は出来ない。 この本を読んでもその感想なんですか?って言われそうだけど、そりゃそうだよ。 守られるべき尊厳や人権で引かれる一線は存在するから。 その一線があるから「内心の自由」というのも存在するわけで。 他者の尊厳を冒したのなら、それは一線越えです。 社会って多数の為のシステムだから、強者の理論だし、それは理解される側が作った正しさですよねと言われても、そうですねとしか言えないけど。 でも、どこかで線を引かなければいけない。 その線をどこで引くのかは話し合いの余地があるはずなんだけど。 この、話し合いの余地があると思うことも、マジョリティ側の驕りなんだろうなと思う。 わたし自身、性癖云々じゃなくても「どうせ理解されないからなぁ」と思って、愛想笑いですませてしまうことも多々あるし。 視点を変えると、「どうせ分かんないでしょ」というあしらいに対して「話してくれないんだから分かるわけないじゃん」と八重子のように思う自分もいて。 完全なブーメランです、はい。 あらゆる作品に触れる度に、こうして心が揺らいでしまう。 けど、放棄して考えるのをやめるのが一番の逃げだと思うから、やっぱり思考し続けるという結論に至る。 今のところ、わたしの一線は「他者を侵害しない」という事で、そこを守れば内心はどうであってもいいかなと思っている。 この作品がいつか古典となって、「昔の人って当たり前のことをこんなに難しく考えていたんだね」と言われる時代が来るといいね。
  • 2026年1月8日
    鹿楓堂よついろ日和 22
    椿くんと佐々木くん、ベストコンビだ〜!! 二人のコラボアフタヌーン行きたすぎる…どこにあるんですか… お菓子って、洋菓子も和菓子も、並んでいるだけで本当にわくわくする。 宝石みたいにお行儀よく並んで、選ばれるのを待ってる。 お菓子を選んでいる時のワクワク感って、年齢も性別も問わず、ずっとある。 作ることの楽しさってあるけど、それを仕事にまでするのは「その先」の情景が続いているのを知ってるからだよなぁ。 佐々木くん、自分の見つめる先を知れて良かったね。 そして、角崎さん!!!!好きです!!!!(告白) 「この人が来たからもう大丈夫」の安心感、すごい。 場を引き締めながら、同時に安心感を与えるって、本当の実力者にしか出来ないこと。めちゃくちゃかっこよくて憧れる。 新刊もコメディとのバランスが良く、お腹が空く巻でした!
  • 2026年1月6日
    母という呪縛 娘という牢獄
    なんというか、言葉が見つからない。 この結末を回避する分岐点はいくつかあったんだろうと思う。 けれど、社会の最小単位である家庭の中で、母と娘以外を介入させない状況で、その分岐に進むのは…とても無理だったんだろうなと…。 はたから見たらお金もあって、執着はあれど養育に協力的な親。 そこから逃れようと試みても、度々閉ざされるルート。 学習性無気力になるだろうし、周囲と断絶されていては、助けを求める術に出会えない。 周囲が無理やりにでも引き剥がしてくれたら良かったんだろうけど…全て外から見たタラレバでしかない。 唯一の救いは、弁護士と父親の言葉が届いた事。 きっと、母の呪縛はこれからも続く。 その呪縛を薄めていくためには、違う他者からの言葉が必要だと思う。 彼女の再起のために、届いてよかったと、心から思った。 こんな、誰も幸せにならない執着、この世からなくなればいいのに。
  • 2026年1月6日
    准教授・高槻彰良の推察12 破られた約束
    彰良先生の新刊、やっと読んだ なんかもう、ずっとじくじくと胸が痛いよ、彰良先生に笑っててほしいだけなのに。 だって、え、さすがにそれは、あんまりじゃない…? その展開の後にあのEXTRAを持ってくるのも含めて、ちょっと、いや、あんまりだよこれは……やだよ〜〜〜〜彰良先生帰ってきてぇ…… 記憶や関係が、その人をそこに繋ぎ止めてくれるって彰良先生が教えてくれたんだよ、信じてるからね。ね?
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