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山川夜高
- 2025年7月17日ブッダという男清水俊史読み終わった@ 自宅
- 2025年7月17日ブッダという男清水俊史読んでる
- 2025年7月16日火星の旅人入江哲朗読み終わった@ 自宅火星運河説(火星表面には知的生命体がかつていたとする説)を提唱した科学者パーシヴァル・ローエルの伝記。アメリカの「名門貴族」の放蕩息子だった彼は最初ジャパノロジストとしてラフカディオ・ハーンに影響を与えた(のちにハーンに酷評される)。その後は天文学者に転身して私財をはたいて天文台を設立し、火星に知的生命体の痕跡を「発見」。火星運河説は科学的に誤りだったが、H・G・ウェルズなどのSF作家に大きな影響を与える。彼(の時代)を取り巻く保守対革新、精神対データ、当時の派閥争い、ローエルの性格の功罪などのいずれも単純な対立構造に収まらない。 もう逆に全部小説です、ドッキリですと言われてもおかしくないほど「変な人」の伝記だった。長めの小説だと思って手に取ると楽しいと思う。 伝記なのになぜか最後に「どんでん返し」がある点も、事実は小説よりも奇なりというか、実際SFをはじめとした文芸作品へ多大な影響を与えた点からもあながち的外れな表現ではないような。 ♇
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