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村崎
村崎
@mrskntk
  • 2026年2月9日
    花と夢
    花と夢
    きれいなタイトルと装丁に惹かれて購入。文章もさらりと美しく読みやすい、けど内容は決してうつくしいとは評せない。 チベットのラサのナイトクラブで働く花の名を持つ娼婦四人の物語。富も地位もない女性にのこされた生き方はあまりに理不尽で、しかし彼女らは自分の身に起こる不幸なことは前世の業のせいだと考えていて、信仰というのは生きていくための救いや希望にもなるけれど、それでも救われないことはどうしてもある……と胸がとても痛くなった。 菜の花があまりに不憫、ツツジとずっとささやかでも幸福な生活を送ってほしかった… 注意書きもありますが、直接的な性暴力の描写が出てくるのでちょっと気軽にはすすめられません
  • 2026年2月6日
    十戒
    十戒
    は、犯人!!!!頭いいな!!!!!!! 方舟もそうだったけど、なんか始まりから終わりまで無理がないというか、そうはならんやろ…がほとんどないというか、極限状態の人間がそうせざるを得ないという状況を作り出すのがすごくうまいと思う。ミステリのこういう舞台って多少は無理を通さないと話が成り立たないよね…ということもあると思うのですが、その「無理」がない、とても自然に話が進んでいくかんじなのでストレスがない 終盤の推理披露は長いな〜とちょっと思ったけど、最後まで読むとハワ〜〜なるほどね〜〜それは丁寧に説明したくもなるわよね〜〜〜!!!!!
  • 2026年2月4日
    ババヤガの夜 (河出文庫)
    前に読んだことあるけどオーディブルでも。いや〜〜〜やっぱりよい、よい……とても血のにおいがする小説、語られる拷問内容にはヒッッッッとなるけど、(殺せ……父親と宇田川を殺せ〜〜〜〜!!!!!)とわたしも血気盛んに考えていた シスターフッドを描く作品は数あれど、本当にこんなに濃密に二人の関係を描き切る作品はそうそうないのでは……護衛をしながら距離が少しずつ縮まっていく過程にほっこり… 対照的なふたりが「女」として生まれたことの因果という最悪な共通点で結ばれたことに悲しみや悔しさ怒りを感じ、結果(こっ、殺せ〜〜〜〜クソ〜〜!!!)となってしまうのである……バイオレンス……
  • 2026年2月3日
    これは経費で落ちません! 6 〜 経理部の森若さん 〜
    こんな総務部長いやだよ〜〜〜‼️と思いつつ 確かに現実の会社にも人を人とも思わぬ偉い人はいるしな…………😔の気持ち 会社は人がつくっている!本当にそうだよ! 美華さんがどんどん好きになるな〜
  • 2026年2月2日
    永い言い訳
    永い言い訳
    むかしすごく好きだった小説、オーディブルきてたのでさっそく! やっぱり好きだな〜〜西川美和監督の映画の空気感ものすごく好きなんだけど小説でも静かな雰囲気がすごく伝わってくる…号泣はしないんだけど、何度も何度も胸が詰まって一滴だけ涙がこぼれそうになる。 妻をバスの事故で亡くした衣笠幸夫、妻が事故に遭っていたとき自分は不倫真っ最中というなかなかにクズな男で、夫婦間にもほとんど愛情がなかった、けど妻の友人で同じく亡くなってしまったユキの夫である大宮陽一、そしてその子どもの真平と灯との交流を経て、ゆっくりと自分の心のうちに向き合っていく。 幸夫はお世辞にも善良な人間とは言えないけど、薄情というわけでもなく、陳腐な言葉だけど大切にしたいと思えるまでにだれかと向き合うことが少なかったのだと思う、作家という職業柄がどのくらい影響を与えていたのかはわからないけど、ひたすら自分の内にこもっていて、妻が亡くなっても涙は出ない、感傷的になる場面もない、ただ大宮家の母の喪失はほんとうにせつなくていじらしく、対照的な幸夫はのこされた家族にとって必要なものだったと思う 必要とされることを自覚できることで、自分もまただれかを必要とできるのだなあ、綺麗事も綺麗事を白々しく思うことも、いろんな立場から描かれていて、喪失の時間をこんなに永く書いている物語は案外少ない気がする。永い言い訳を考えられるくらいに幸夫が夏子に向き合っていう姿がよい、遅いけど、こんなことがなければ向き合えなかったのかと思うとやっぱり切ないけど、、
  • 2026年1月31日
    降りる人
    降りる人
    よかった!! 期間工として働く一年、春、夏、秋、冬、そして春隣の5章からなる長編。春隣っていいですね。 日々の些末を描き出す「控えめさ」のある内容だけど、パンを泥棒したしてない、残業前に食べるか食べないかという、言ってしまえば「ど、どうでもいいだろ」という事件がまったくどうでもよくないように描かれている。 フィクションは派手であれば楽しいけれど、わたしたちの日常は「どうでもいいだろ」の連続で、しかしそのどうでもよさを最近は無視して生きてしまっているような気もする。そして小説は、そのどうでもよさを掬い取って描くからこそよいものなんだということをあらためて感じた。 「自動掃除機が僕の前で止まった。僕がゴミなのか考えているみたいだった。」(20頁) 「辺りを気にしながら、小さなパンを手にする姿は、泥棒のようだった。」(56頁) など、人間の形の捉え方というのか、造形の仕方がすごく好きでとても余韻が残る。 秋の章のせつなさ、そして友人の浜野の存在感がとてもいい!!浜野にとったら主人公を救っているつもりはないのかもしれない、具体的な感情や傲慢さがなくても友人としてなにかしてやりたいという気持ちが伝わってき、浜野との会話をすごく穏やかに読めた。 降りる人というのが具体的にどんなものなのかはわからないけど、わたしたちは一生懸命、一生懸命じゃなくても生きており、生きていくために本当いろんなことを繰り返しているのだよなあ、そんな日々のなかで、降りるという選択肢を持つことは、なにか心が軽くなるような、浜野がそばにいるような、ほっと一息つけるような、控えめな救いがある。
  • 2026年1月27日
    店長がバカすぎて
    やばいやばいおもしろすぎた!!!! 書店員さんの「この本を売りたい!」という気持ちに胸が熱く……配本がこない、厄介なお客様、作家のSNS、店長がバカ!!!!!!!!!! 悩みの種が尽きなくとも本が好きという思いが全編にあふれていてすごくよかった!!!!!いまから本屋さんに行ってくる!!!!!!
  • 2026年1月25日
    辺境恋愛詩 (soyogo books)
    本当に本当に本当に本当にすばらしい本だった。この作品の良さを伝える言葉が足りなさすぎて軽く絶望します。百万人に読んでほしいです、そのあと千万人に読んでほしいです どのページを読んでも胸を打たれて気づいたら涙がこぼれていた 愛というのはときに大げさな言葉に感じるけれど、こんなにやさしくてすべてをつつみこむような、まわりをまきこむような純粋な愛を、どうして言葉で表現できるのかわからない 本来ならそれは触れ合いとか、言葉が必要のないところで生まれるものなのかもしれないけど、これは小説なのですべて言葉で表現していて、でもそれが、ほんとうに不思議だ……どうしてこんなにそのままの現象をそのまま言葉にできるんだ……どうしてそのまま受け取れるんだ……深読みも考察もなんにもいらない、ただこの辺境恋愛詩の世界を言葉のとおり受け取れる幸福、そんな世界でわたしは生きているということ、もうしばらくなにもいらない でもこの小説に対する自分の言葉がぜんぜん足りないのであらためてめちゃくちゃ言葉にしたいです
  • 2026年1月23日
    六人の嘘つきな大学生
    はじめてミステリ読んだ人?という感想を書いてしまうのですが、謎が解ける瞬間ってめっちゃ気持ちいい〜‼️ 起承転転転転!というかんじでよかった 悪い人じゃないという言質が個人的にあまり好きではないんだけど、(そりゃそうそう悪い人はいないだろ!それを免罪符にするな!と思ってしまう)この作品においてはけっこう素直に受け取れた
  • 2026年1月23日
    紙の動物園
    紙の動物園
    短編集。表題作「紙の動物園」しみじみと良い、言語や自分のルーツを他者が奪うことは本当に愚かなことだと思う これから先も読まれ続けてほしいけど、ほんとうは読まれる必要のない世界になってほしいともおもう
  • 2026年1月21日
    ツミデミック
    ツミデミック
    あ〜〜〜よかった! 一穂ミチさんの小説の登場人物って、共感はできなくても理解ができるという性質の人が多い気がする ドラマチックでありつつ思考や結末までの道筋が理路整然としている…?わかりやすさとおもしろさが同居している… なんとなく前向きになれる話も多く、ときおり涙腺が緩んだ 「祝福の歌」スゲ〜よかった!「特別縁故者」の料理の描写もとてもよい、落ちぶれるなかにも希望があると信じたい、信じさせて、信じてみる…と思えるような一冊だった
  • 2026年1月20日
    冷ややかな悪魔
    本でも読んだけどオーディブルでも。 ずっとニヤニヤしてしまう、声に出して言ってほしい日本語がたくさんありすぎる、冷静なツッコミキレキレなのでぜひみなさん読んでください
  • 2026年1月18日
    博士とマリア
    博士とマリア
    人が人じゃないものになっていく話が私は大大大大大好きなんだな〜〜〜〜!! そしてただひとつの願いのためにたくさんのものを犠牲にし、投げ出し、しかし最後になにかを残すという切実さがわたしはと〜〜〜〜〜〜〜〜っても大好きなんだ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!! 「ナルシスの肖像」がとくに好きだった〜〜ナルシシズムの語源にもなっているギリシャ神話のナルシス、あーんもうモチーフが大好きだよ〜〜〜〜〜! なかなか答えの出ない命題ではあるけだ、心というのは体があってこそなのかどうかというのを考えるのも好きだから、こんなふうに簡単に体(脳)を入れ替え着せ替え状態になる世界というのも、これはこれでわかりやすいわよね〜心って結局脳? ルッキズムもここまでいくともはやもうそれはルッキズムではなく人間の体を美術品として見ている感じがあり、その振り切り方は嫌いじゃないな〜と思ったり…
  • 2026年1月15日
    これは経費で落ちません! 5 〜落としてください森若さん〜
    森若さんシリーズスピンオフ!天天コーポレーションの社員ひとりひとりにスポットをあてる短編集、そういうの大好きよ〜〜 なんか人間ってそりゃあ当たり前に欠点はあるけど、物語にその欠点を落とし込むとけっこう綺麗になるというか舞台装置としての役割を持つところがあると思うんですけど、この話では欠点がなんというかそのまま描かれており、うおお!人間!!会社の人間!!!!というかんじで、とてもフラットに人間模様を楽しめる〜 勇さんの意外な一面これからどうなるんだすぎる…
  • 2026年1月14日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    最高〜〜〜〜〜〜におもしろかった!! 以下はネタバレです ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ロッキ〜〜〜〜〜〜〜‼️‼️‼️‼️‼️‼️ 異星人との友情激アツすぎ〜〜〜〜グレースのユーモラスな語りもめちゃくちゃクセになる、イエス!イエス!ワオ! オーディブルで完走したのですがロッキーの声が!!!!愛らしすぎて!!!!!「ことば」を有さない異星人との共通言語を見つけていく過程には何度も胸があつくなった…… 船長の銃が使われることになるのか…!?と心配してたけどめちゃ胸が熱くなる終わり方でよかったな〜人類が力を合わせてくれたと私も信じたい…… 油断してると大変なことが起こり何が起こった!?なにがどうなった!?てなるんだけど語り手の説明口調すぎない説明がすごくわかりやすくてちょうどよく物語に置いていかれることもなかった!あとなんか、オッケーなるほどそういうことね!イエス!というノリでところどころなんとかなった グレースの最後の選択に迷う場面に泣きそうになったよ〜〜〜宇宙にはさ〜ぜったい地球以外にも生命体がいるよな〜〜なんてロマンのある話だったんだ………統一という意味ではなくこの物語のように世界がひとつになってほしいと願わずにはいられないね……残酷な選択を強いられる場面もあったけれど………ほんとうは、犠牲など出さずにひとつになってほしいけど、結局ある共通の敵/課題がないとひとつにはなれないのかな…… 地球外生命体が存在するなら、そしてその存在が知能を持っているならぜひロッキーのような存在であってほしいよ〜〜〜〜
  • 2026年1月13日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    ワオ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
  • 2026年1月12日
    文學界 2026年 2月号
  • 2026年1月12日
    石が書く
    石が書く
    ユリイカの石特集を読んだら何度も紹介されていて気になって手に取った。 これ本当に石!!??????って写真の写真がたくさん出てくる、石について語る言葉ってこんなにあるんだ……ってびっくりした。 なに言ってるのかよくわからないとこも正直あったけど、なんか石、おとなになって石に触れることなくなってきて、どんな模様してたか思い出せないので、石、見つけたいとすこしおもった。あとさわりたい
  • 2026年1月11日
    やりなおし世界文学
    私もこんなふうに読書した〜〜〜い!と思わせてくれる一冊だった。むしろこんなふうに読みたいから私は読書してるのか…!? 海外文学に触れてこなかったから紹介されている作品ほとんど未読なんですが、それでもこんなにおもしろいのは津村記久子さんの絶妙な突っ込みとちょっと自虐的な内省がよいあんばいで差し込まれているからだと思います。 なんかね〜なにも難しいことわからないですけどある一部分でも楽しいと思えるならそれはそれでいいよね!と思った。 あらすじや登場人物の説明がめちゃくちゃうまい、いやうまいという言い方は偉そうでよくないんですけれども、本当にどれも読みたくなるし、というか読んでも大丈夫そうだな…?となる(名だたる名作文学ってやっぱりちょっとハードル高いじゃないですか) で、やっぱりすごいのは読む前は津村記久子さんも大丈夫かな…?なんて考えておられるんですけど、自分の言葉で作品を紹介する力!!!!!強すぎる!!!!!! とくに読みたいな〜となった作品 「トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す」トーマス・マン、高橋義孝訳 「樽」F・W・クロフツ、加賀山卓朗訳 「サキ短編集」サキ、中村能三訳 紹介されている作品のひとつ「夜と霧」は私も一度読んでいるのですが、読んで感じたことを言葉にしてもらえることの心強さを感じました。以下引用。 「最悪の境遇の中にも人間の心は存在すると明かすことで、戦争の無意味さを語ることに成功している。その人の何を略奪しても、命を奪っても、魂を奪うことはできないと本書は説く。」 あわせてあとがきの言葉の力強さにもぐっときました。
  • 2026年1月8日
    ブレイクショットの軌跡
    オーディブル これは!!!!超大作!!!!!!!めちゃくちゃおもしろかった!! 数々の社会問題にわかりやすく切り込んでいて相関関係もすごくきれいに書かれている…… たくさんの人が出てくるけどひとりひとりにしっかり感情移入できた(とくに晴斗😭😭‼️‼️‼️) それぞれの理屈がすごく納得できるものばかりで、私このセミナーにいたら入会してたかもしれないよ………🦆 自分がどんなにちっぽけな存在でもなにかしらの行動により良くも悪くも波及はあるということが身に染みる…そして!善良に生きよう!!!! 舞台も主人公も移り変わっていくので最初はなんだなんだ?と思いながらだったけど中盤話の輪郭を掴めたくらいからすごく夢中になれた〜 緊張感が続く展開のなか、志気のとんちんかんな推理に少し笑う それにしてもフィクションのなかのだれかとだれかが本当は別れたくないのに別れたほうがいいよ……などの会話をしていると、ヤダヤダ!!ちょっと待って!!わたしが!!!説明するから!!!!と首突っ込みたくなるわ〜〜私が首突っ込まなくても大丈夫だった!!!よかった〜!
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