Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
松田茉莉
松田茉莉
松田茉莉
@cotomato
さざなみぶんがくという名前で本を作っています。
  • 2025年10月31日
    ないようである、かもしれない
    星野概念さんはトークイベントでご一緒したことがあるのだけど、発酵が好きと仰る通りふわふわした方だった。概念っていいペンネームだなと思ってたけどバンドで作詞やコンセプトを決めてたから概念とかその他メンバーのネーミングのエピソード面白過ぎた。救急医療の場に患者さんに医者と認識されず天パの人がいちばん喋れたから呼んで来てと呼ばれたことが嬉しくて、これは天パじゃなくて人工じゃなくて髪型について力説してるのも笑える。本人から伺ったけどやまゆり園に関わられてたそうで、それが本の中でも語られてる。ふわふわしたお医者さんでも精神医療には熱い。
  • 2025年10月30日
    太陽肛門
    太陽肛門
    図書館で何気なく手にしたんだけど、かなりの異作。解説読んでなんとかわかるか、でもバタイユの文才もあって面白い。言いたいことが何一つわからん、とか下劣という反応が出てもおかしくないけどこういう文章もあっていいよね、という感想。
  • 2025年10月19日
    踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君
    金原ひとみのエッセイが出ると聞いて買わないといけないと思った。蛇にピアスでデビュー、芥川賞受賞。華々しい活躍に憧れる人は多いだろう。でもままならないまま、小説に救われてきた人なんだなと思った。あと結婚が早いから熟年離婚にあたるのにはびっくりした。
  • 2025年10月18日
    TIMELESS
    TIMELESS
    一気読み。面白かった。壮大なんだけど、描かれているのは愛とか家族とか普遍的なことで、子供も持ちたくないからうみと結婚するアミと、ひとを好きになれないからそれを受け入れるうみの関係性がもどかしくもいとおしい。二部構成で後半はまた多層的な未来が描かれていくのだけどそんな未来もどこかに存在するのかもしれないと思える。
  • 2025年10月12日
    女中がいた昭和
    資料として借りた一冊だけど、なかなか面白かった。当時の女中さんの仕事量も半端ないけど、現代においていくら家電が発達したとはいえ、家事はもっとアウトソーシングできないのかなあ。
  • 2025年10月12日
    おまえレベルの話はしてない
    将棋の奨励会の話とタイトルに読まずにいられない、と買って一気読みしたけど、あれ、この喫茶店のバイトのシーン読んだことあるな、と既視感覚えたらスピンで掲載されてたときに読んでたんだった。なんか、ヒリヒリするのにもがいている、足掻いている。勝負の世界は容赦なく実力を炙り出す。自分の現在位置を把握しながら将棋棋士を続ける芝と、奨励会を退会して弁護士をする大島。ふたりの友情は兵どもが夢の跡といった感じでどこかやるせない。
  • 2025年10月10日
    ぬばたま
    ぬばたま
    伯爵と呼ばれる歌人、北夙川不可止の長い歌人生活においてようやく出された第一歌集。黒い猫ぬばたまを愛し、無くし、建築や美術に造詣が深くゲイというセクシュアリティを持つ。昔、本人とお会いしたことがあるので懐かしく読みました。
  • 2025年10月10日
    幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方
    なんかうまくいかないなというとき、折に触れて読み返す本。今回はなんか新しい発見とかはなかったんだけど、「愛することはいっしょに同じ方向を見ること」サン=テグジュペリの言葉と小津安二郎の『東京物語』のワンシーンが引用されていて、なんかわかるし、そうありたいなあと思った。
  • 2025年10月6日
    声を出して、呼びかけて、話せばいいの
    声を出して、呼びかけて、話せばいいの
    血縁関係って本当しんどい。壮絶な家庭環境のなかで生きてきた著者と、失ってしまった家族や愛猫や友人の死や、自分が死にたいって思ってるのに助ける側になってしまうこと。献身ではなくて、美談でもなくて、そうせざるを得なかった、そう生き抜くしかなかった。自分の弱さと向き合っているとても強く脆い人。彼女に本があって、表現があってよかった。
  • 2025年10月6日
    あやうく一生懸命生きるところだった
    最近疲れて迷走している感が拭えないので、同じ世代の韓国のイラストレーター、会社員というダブルワークで突然仕事を辞めて好きに生きてみたという男性のエッセイを読んだ。韓国も競争社会だから生き抜くの大変そうだよな、と思って読んだ。私も一生懸命生きるところだった。脱力して人と比べずに生きよう。
  • 2025年10月5日
    クソッタレな俺をマシにするための生活革命
    クローン病を患った元引きこもりの著者のジェンダー論。男らしさについて考え、実際に行動して変わっていく。千葉ルーのときも行動力がすごいなと思ったけど、すごいのは行動力だけではないのかも。これでいいのか?と徹底的に追求し、疑問を抱いたことはそうじゃないんだよな、と疑問を呈する。クローン病も回復し生きるから生活することへ目的も変わっていく。ある意味特殊な人生だからこそ得られる知見であり、若い男性が男性らしさにとらわれずに家族のありがたみを感じ、チョコザップのおばちゃんに元気をもらう。
  • 2025年9月26日
    たすかる料理
    たすかる料理
    読んだらスパイスを揃えたくなってしまう。なんか読んでごはんって毎日ご馳走である必要なんてないよなとか、身体が欲するもの食べて寝て起きて、また食べてたらいいんだよなあとかそういうことを感じた。料理をすることも自然体で。
  • 2025年9月26日
    戦う姫、働く少女
    色々と考えされられた。依存労働、感情労働。私もこれを無報酬でやってるからしんどいんじゃないかとか。シスターフッドであるとか、ポストフェミニズムであるとか。女だから抗えないことも、女だから抗わなきゃいけないこともある。
  • 2025年9月23日
    変身/掟の前で
    変身/掟の前で
    日本語しか読めない、喋れない人間なので翻訳して海外文学が読めると言うのはとてもありがたく思っている。変身、前はどの訳で読んだか忘れたけど、この丘沢静也訳は読みやすかったなあ。去年が生誕100年ということもあり、界隈が盛り上がってた印象だけど、翻訳違いで集めてみようかな。
  • 2025年9月23日
    わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版
    眠れなくて、軽く読めるものと本棚から引っ張り出してきた。くどうれいんさんはやはり文書が上手い。ごはん作る元気がないときも、美味しいものでパワーを満たされるときも両方あって、私はそこまで凝った料理はしないけど自炊って自分の体調がよくわかると本当に思います。
  • 2025年9月21日
    月刊京都 2025年10月号 [雑誌]
    京都好きの京都通のための雑誌。月刊京都。 今月は本屋特集。買うしかない。 よく行く書店も特集されていたし、 知らないお店やまだ行ってないところもあった。 京都の本屋開拓MAPとして必須です。
  • 2025年9月18日
    赤い蝋燭と人魚
    赤い蝋燭と人魚
    日本のアンデルセンこと児童文学の父、小川未明と、人気イラストレーター酒井駒子の組み合わせ。最初に原作を読んだから、昔は正直あまりイメージが合わないなあと思っていた。でも先日古書店で状態のいいものを見つけたら、あのとき、読み取れなかった絵本としての完成度にびっくりする。編集がトムズボックスさんと知り、納得。
  • 2025年9月18日
    ポケットに名言を
    書を捨てよ、町へ出ようは正直あわなかったけど、これは面白かった。古今東西の名言をタイトル通り 、ポケットに入る一冊にまとめたもの。本なんて忙しくて読む時間ない、とか古典長すぎると言う人はここから入るのもおすすめ。人生の格言、アフォリズム満載。
  • 2025年9月11日
    帽子から電話です
    図書館本。長田弘の文に長新太の絵。最高のイカした組み合わせのおしゃれでシンプルな絵本。面白かった。
  • 2025年9月10日
    サッカーダイジェスト 2025年 10 月号
    サンガサポとして大満足の一冊。
読み込み中...
松田茉莉 (cotomato) さん - Reads | 読書のSNS&記録アプリ